SolidWorksだけじゃありませんが、業務用のCADの多くで推奨グラフィックボードがQuadroになっていますよね。
御存知の通り、Quadroは高価なグラフィックボードで用意しようとすると、それなりの出費になります。
パソコンを販売しているところでも、グラフィックボードがQuadroというのは、もうCADなどのデザインをする人専用ぐらいの感じで販売されています。
一般的なグラフィックボードと言えば、GeForceですよね。
GeForceでSolidWorksを動かすことって出来ないのでしょうか?
結論から言ってしまえば、きちんと動作しますよ!
実際、僕がSolidWorksで作業しているPCがGeForceで、さらにノートPCです。
GeForceでSolidWorksを使った感想
正直、QuadroでSolidWorksを長く触ったことがないのであくまで僕の主観になります。
僕の使用する範囲では特に問題なく使えています。
今作成しているデータが部品数で400程度のアセンブリですが問題なく操作できています。
もちろん、Quadroを搭載したパソコン用の機能である「RealView Graphics 」については使用できません。
僕の使い方にはRealView Graphics は必要ないため困ってはいません。
500部品以上で大規模アセンブリモードになるようにしているので、500部品以上のアセンブリも扱ったことはありますが大規模アセンブリモードになる以外は特に問題はありませんでした。
大規模アセンブリモードになるのは自分で設定しているので問題ではないんですけどね。
以前の記事でSolidWorksを使うパソコンのスペックについて話をしたことがあります。
その中で、2D図面について書いている部分があります。
実際にそのせいかはわかりませんが、2D図面で重いなと思うことはあります。
内蔵グラフィックはどう?
市販されているパソコンには、グラフィックボードが付いていないものがあります。
CPUにグラフィック機能が搭載されています。
中には搭載されていないものもありますが、グラフィックボードが搭載されていないものはCPUを使うので間違いなくグラフィック機能が搭載されているCPUが付いています。
intelGraphicsと呼ばれるのがCPUに付いているものですよね。
最近はこれの性能も上がってきています。
では、このCPUで動くのでしょうか。
この記事を書きながら実際にやってみました。
検証方法はSolidWorksを起動するショートカットで右クリックをしグラフィックを指定して起動です。
タスクマネージャーを見てもIntel HD Graphics 620が働いているのがわかり、GeForceは0%に張り付いていたので、間違いなく内蔵グラフィックで動いているのが確認できました。
使用してみた感じですが、予想外に普通に動きます。
もちろん常用したわけではないですから、部品点数が多いアセンブリがどの程度かはわかりませんが、部品点数300のアセンブリは大丈夫でした。
2Dもやってみましたが、こちらも大丈夫でした。
もちろん、メーカー推奨ではないですから、絶対大丈夫とは言えませんが使えないことはなさそうです。
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