パソコンを使っていて「重たい!」「遅い!」なったときに、なんとか早くならないかなぁって思いますよね。
これを改善しようとすると、そう感じる時の状況によって何をどうしたら良いかっていうのが変わります。
例えば、パソコンの起動時間が長いと感じていたり、アプリケーションの起動が時間がかかると思っている場合の速度の改善が一つです。
それ以外に、アプリケーションを使っていて遅いと感じる場合の改善方法です。
結論を言ってしまえば、前者はHDD(ハードディスクドライブ)からSSD(ソリッドステートドライブ)へ交換するのが効果的です。
後者の場合は、メモリを増設などで増やすのが効果的ですが、別の理由も考えられるので注意が必要です。
では、それぞれのパターンについてもう少し詳しく話してみたいと思います。
パソコンやアプリケーションの起動時間が気になる場合
ストレージがHDDの場合は大方それが原因で遅く感じている場合が多いです。
はじめからずっとHDDのパソコンばかり使っていると、こんなものかな?って思うのですが、どこかで他のパソコンをSSD搭載と知らずに触るとあまりの違いに驚くはずです。
なぜSSDだとパソコンの速度が早くなるの?
これは一言で言えば転送速度の差です。
パソコンはメモリの中にデータをロードして動きます。
なので、転送速度が早いほどメモリへのロード時間が短くなるんです。
どのぐらい早いかと言えば、概ね4~5倍ほどSSDのほうが転送速度が早いんです。
パソコンの起動やアプリケーションの起動はその転送速度だけで決まるわけでありませんが、データの読み込みにHDDで60秒かかっていたとすると、SSDにするだけで15秒まで短縮することになります。
パソコンが古くても速度アップの効果ある?
確かにパソコンが古い場合は、CPUを含む他の部分で遅くなっていることも考えられます。
10年前のPCとかであれば、SSDを新規で購入して付け替える手間を考えれば、中古でも良いのでパソコンを入れ替えるのも選択肢に入るでしょう。
でも、少しでも早くしたいというのであれば、そのようなパソコンでも転送速度が早くなるのは間違いないので、効果は間違いなくありますよ。
OSの起動時間は見違えるほど短縮されるはずです。
アプリケーションの動作が遅い場合
この場合は、メモリが足りていないことがあります。
しかし、単純にPCのスペック不足の場合もあるので、使っているパソコンを色々調べてからどうするか考えないと、全然変わらないじゃん!ってことになりかねません。
なので、しっかり調べてからどうするか考えましょう。
まず、調べたいのがアプリケーション使用時にパソコンが重く感じた時のメモリの使用量です。
調べ方ですが、タスクマネージャーで確認できます。
パフォーマンスのタグでメモリの使用量を確認しましょう。
それが90%を超えているようであれば、メモリ不足が疑われます。
デスクトップパソコンならメモリの増設はそれほど難しくはありません。
90%以上になるような状況になるのであれば、検討の余地ありです!
もしも、それが60%や70%もしくはそれよりも小さい場合は、そもそもパソコンのパワー不足が考えられます。
使っているアプリケーションによりますが、CPUやグラフィックボードが原因の可能性です。
使用するアプリケーションの推奨スペックを確認するようにしましょう。
まとめ
メモリの増設とSSDへの換装の比較であれば、作業がやりやすいのはメモリの増設です。
SSDへの換装は、現状のHDDをSSDへコピーするなどの作業が必要になります。
ただ、現在HDDを使っているのであれば、体感で早くなるのはSSDの換装するほうが実感できることが多いです。
予算的に許されるのであれば、どっちもやっておきたいパソコンのパワーアップ法になります。
コメント