Solidworksのエンティティオフセットについて使い方を解説

SolidWorksのエンティティオフセットコマンドは、モデル上の線やスケッチで作成した線をオフセットしながらスケッチに投影する機能です。

作図をしていて、モデルの辺から決まった寸法分ズラして線を引きたい場面ってありますよね。

そういう時に使うコマンドです。

SolidWorks上での説明文は

1つ以上のスケッチエンティティを指定した距離だけオフセットします。

例えば、選択した線から線オフセットを作成します。

元のエンティティが変更されると、モデルを再構築したとき、オフセットエンティティも変更されます。

と、なっています。

では、使い方は簡単なのでやってみましょう。

エンティティオフセットのコマンドはどこ?

まずは、オフセットした線を投影したい場所にスケッチを開きます。

次に、エンティティオフセットのコマンドを立ち上げます。

コマンドはcommandManagerかメニューのツール→スケッチツールの中にあります。

commandManager

スケッチツール

使いやすい方から立ち上げてください。

立ち上げると下のような画面が出てきます。

エンティティオフセットの使い方は?

使い方ですがメニューの上から見ていきましょう。

まずは、オフセットしたい量を設定します。

絵では10mmになっています。

寸法を追加にチェックを入れると、オフセットした後の線に10mmの寸法が入ります。

チェーン選択は、つながった線をまとめて選択する時に便利です。

例えば四角のスケッチがあったとすると、一つの辺を選択するだけで残りの3辺も選択されます。

両方向にチェックを入れた場合は、上の絵は1方向ですが反対の方向にも10mm離れたところに線を作ることが出来ます。

エンドキャップについてですが、選んだ線をオフセットした線を作るのは同じですが、両端を閉じたスケッチを作成できます。

下の絵は、エンドキャップー円弧で作成した場合です。

直線を選ぶと、円弧の部分が直線になるので簡単に言うと長方形になります。

ベースジオメトリとオフセットジオメトリのチェックボックですが、ベースジオメトリにチェックを入れると、上の絵で言えばオフセットさせるために選んだ線がオフセット後に作図線に変わります。

オフセットジオメトリは、オフセットして作成される線が作図線で作成されます。

上の絵なら黄色の線が作図線になります。

 

まとめ

SolidWorksのオフセットエンティティも僕はよく使うコマンドです。

上手く使えば、作図の手間を減らすことが出来ます。

選択の方法はスケッチやモデルの線を選ぶ以外にも、面を選ぶことも出来ます。

選択の仕方でも結果は変わるので、色々試してみると良いですよ。